リッピング

DVDレコーダーを買ったと以前書いた。昔買った某アニメのDVDのリッピングを試みるも著作権保護されていてできず。もちろん詳しい人に言わせれば抜け道はいくらでもあるのだろうが、著作権プロテクトの実例を垣間見た。

以下いいかげんなメモ

  1. 違法コピーによって特をする作り手(例:知名度が上がる)と損をする(例:売り上げ減少)作り手がいるはず。何をもって損得を判断するのかは難しいが、なんらかの傾向はある筈だ。
  2. 昔、必死になって(ノイズや余計な音声の入りまくった)TVやラジオの音を録音しまくっていた時期がある。音質が悪くてもそれを喜んで聴くヤツは聴くんだから作り手側はそういう形態での作品提供をもっとやってみてもいいのではないか(曲の一部を音質の悪いファイルで置く、など。もっともこれはわりと行われているとは思うが)。
  3. 著作権保護のためには技術の進歩は犠牲になれ!という主張は別にどうでもいいが、もう少し自分が何を言っているのがきちんと認識したほうがいいと思う。
  4. 「コピー&ばらまき房」ってのと「周りとの話題についていくためあわせるためにCD買ってるヤツ」ってのがいる。業界的には前者のみが憎いのだろうが俺的には後者のほうが憎い。いわゆる「ヒット曲」以外の曲はすぐ手に入らなくなっているからだ。CD買う金にも困っていた時期に、発売後すぐに入手できなかったため永遠に聴く機会を逃した作品はいくらでもある。
  5. 産業である以上カネが大事なのはわかるが、90年代中後期の「一部の世代しかしらない曲が百万枚ヒット」「アルバム出すよりもヒット曲のシングル盤出したほうが儲かる」というあの状況をもっとおかしいと思うべきだったのではないか。
  6. そーゆー聴き方しかしない人間にしてみれば、ヒット曲一曲タダで手に入れられたらそれでCDパッケージ買う理由はほとんど無くなるのだから。