選挙

政治家はなんらかの利権をとってくるのが仕事。その利権のおこぼれにあずかれる集団がその政治家(あるいは政党)を支持する(ここらへんの順序関係は逆でもいい)。という理屈に従うとすると、誰が当選しようが、どこの政党が政権をとろうが自分にとってはなんの利益にもならない(でも選挙の結果によっては自分の生活や収入が更に苦しくなったりする)人には、選挙の結果なんて何の意味も持たない。

どうあがいても自分の生活は現状維持かさらに苦しくなるかしかねえじゃん。どう転んでも将来に希望なんて持てねえじゃん、っていう絶望感は、それはそれでまあ理解はできる。

選挙の度に思い出すんだけど、十年くらい前に女子大生(女子短大生?)がどこかの立候補者の支援団体から現金を受け取ってその立候補者に投票したって事件をニュースで見た記憶がありまして。「女子大生(女子短大生)」「現金」「選挙」というワードのおかげでニュースも嬉々としてとりあげていた記憶があります。

でもさあ、この「カネを受け取って特定の候補者に投票する」ってのは「自分が得できるかどうか」っていう観点でいけば一番「得できる」選択肢だったりするわけよ。選挙の結果なんて関係なくどんな結果になろうと何のおこぼれにもあずかれないような人たちにとってはまさにそうでしょ。

とりあえずカネくれよ>立候補者各位。俺が一生遊んで暮らせるだけのカネさえくれればあんたにずっと投票してやるよ。