虚業の矜持

http://home.interlink.or.jp/~5c33q4rw/nikki/2005z_03.htm#22

ライブドアの傘下に入った場合は、スポンサーが降りて、フジサンケイグループとの関係も絶たれて経営が立ち行かなくなるとニッポン放送自身が発表しているわけですが、これはつまり、自分たちのやってる番組そのものに商品価値なんてもんはこれっぽっちもなくて、ただ古くからのお友達関係のお情けでお金を恵んでもらってやっているに過ぎませんと公的に認めたということなんですが、そこんとこを誰もつっこまないのは、すでにラジオなんてのはそういうもんだろうと皆さんが考えているということなんでしょうか。

そもそも、ライブドアを非難する人々があれは<虚業>に過ぎないと云ってるのがどうにも違和感があるのですが、放送だとか出版だとかジャーナリズムだとかコンテンツだとかウェブだとか、これは全部<虚業>ではないのか?
 そんなことを考えながら鹿内信隆の本を読んでたら、この人が産経新聞の社長に就任した昭和43年に「新聞社というものは虚業の最たるものだ」と発言していて、笑ってしまいました。